経産省は13日、デジタルガバナンス・コード2.0を公表した。

デジタル人材の育成・確保をはじめとした時勢の変化に対応するため、コロナ禍を踏まえたデジタル・ガバナンス検討会で、今年の1月から議論を重ねまとめたものとなる。

1.0から大きな変更はないが、デジタル人材の育成・確保をDX認定の認定基準に追加し、経営戦略と人材戦略を連動させたデジタル人材の育成・確保の重要性を明記した。

その上で、近年重要性が指摘されるサステナビリティ(SX)やグリーン(GX)を、デジタル(DX)と一体的に取組むことを推奨する。

世界経済がDXで大きく変化する中、日本企業の取組は出遅れており、このままで急速に進むデジタル社会から取り残されてしまう恐れがある。

モーレツ社員が日本経済を支えたのは遠い昔の話だ。今はデジタル技術を駆使し、効率的かつ効果的なビジネスを展開しなければ、世界の厳しい競争を生き残ることは難しい。

古いレガシーシステムは捨て、時代の変化に対応した体制やシステムを素早く構築することが重要だ。ガバナンスコードはその指針として、わかりやすく方向性を示したものとなる。