政府は20日、中小企業による製品開発や販路開拓を含めた技術と意欲ある企業の海外投資をサポートする『海外ビジネス投資支援パッケージ』を公表した。

リスクの高さから海外展開を躊躇する日本企業は多く、日本が技術的に優位性を持つ分野でも海外進出は少ない。

パッケージでは、海外投資へのハードルを下げる支援を行い、企業の収益力や日本の成長力を強化、地球規模の問題への貢献により存在感を高めることを目指す。

関係省庁や在外公館、政府機関、官⺠ファンドの間で垂直・水平連携を強化し、地域支援機関や海外プレーヤーとの連携、マッチング等も行う。

政府部門に期待される支援ニーズには切れ目なく応え、案件の発掘・形成からファイナンス、海外進出後のビジネス拡大段階でも手厚く支援を行うようだ。

どれほどの効果が生まれるかは未知数だが、海外進出を目指す企業が1社でも多く、世界に羽ばたけるようサポートして欲しいと思う。

世界のビジネス環境も米中対立などで課題が山積しているが、内需は限界があり生き残るためには外に目を向ける必要がある。経営者の意識改革も重要である。